Get Reader
こちらのコンテンツはPDFでご覧いただけます
 ECR 2006は,3 月 3〜7 日にわたって,例年通りウィーンで開催された。最終的な参加者は予想を上回り,90を超える国々から1 万6,000人が参加し,過去最大であった。演題の応募総数は4,185題,うち採択されたものは1,586題であり,採択率は37.9%という厳しさであった。
 2005年12月,ECRは年来の懸案であったEAR(European Association of Radiology)との組織統合を決定し,新たにESR(European Society of Radiology)を創設した。ECR 2006は,ESRが開催する初めての年次学術集会となった。
 統合された「1 つのESR」の最大の使命は,年次学術集会の卓越さを維持し,さらに発展させることによって,Radiological Medicineにおける指導的な学会を組織することにある。統合のメリットは,効率性の保証,重複の回避,相乗効果の増進,それに課題解決のための必要資源を最適化する,ということである。e-Congress化も着々と進み,いよいよ巨大なライバルであるRSNA(Radiological Society of North America)に対するキャッチアップ体制を整えた。


 
 
 
 
株式会社メディカルトリビューン
後援:東芝メディカルシステムズ株式会社